現代シティ・ポップの最注目バンド・GOOD BYE APRIL、キンモクセイとのツーマンライブ・レポートが公開
歌とハーモニーを大切にしているアーティストを招いて開催しているイベントの第3弾
2023年4月にシティ・ポップのレジェンド林哲司プロデュースによる メジャーデビューシングル『BRAND NEW MEMORY』をリリース、さらにシティ・ポップの歌姫 EPOとジョイントライブなど耳の肥えた音楽ファンを中心に注目を集めているGOOD BYE APRIL(読み:グッバイエイプリル)。
彼らが“思わず感嘆の声が漏れるような、心を満たす旋律とアンサンブルの共演”をコンセプトに、歌とハーモニーを大切にしているアーティストを招いて開催しているイベント“What a Harmony”の第3弾で、今回はジャパニーズポップの名バンド・キンモクセイのツーマンライブが2023年11月18日(土)SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催され、その模様が公開された。
キンモクセイが先に登場し、ヒット曲 『二人のアカボシ』など圧倒的なコーラスワークで魅せる
まずキンモクセイがステージに登場し、『手の鳴る方へ』でライブがスタート。イントロと共に自然と手拍子が巻き起こり、伊藤俊吾(Vo&Key)の伸びやかな歌声がバンドのアンサンブルと共に心地よく会場を満たしていく。『二人のアカボシ』『車線変更25時』では、佐々木良(Gt&Cho)との圧倒的コーラスワーク、それを支える後藤秀人(Gt)と張替智広(Dr)のバンドアンサンブルで魅了し、25年のキャリアで培ったキンモクセイならではのハーモニーを響かせる。
この日は事前にコラボが満載の1日とアナウンスされており、その1つ目としてGOOD BYE APRILの倉品翔(Vo&Gt)がステージに呼び込まれ『冬の磁石』をコラボバージョンで披露。曲本来の冬の凍てつく寒さ・寂しさの中に、倉品の歌声が懐かしさのエッセンスを加えることで曲が新たな顔を見せた、そんな印象を抱くような特別なコラボレーションとなった。
2024年2月14日にリリース予定のアルバムからの新曲をメドレーで披露するという特別な演出を挟み、最新曲『Smile』から『さらば』へ。ニューミュージックというジャンルを歩んできた先輩の貫禄を見せつけるような、良質なメロディーと良質なアンサンブルで会場をキンモクセイ色に染め上げた。
さらにこの日はGOOD BYE APRILとキンモクセイによるコラボユニット『こんなもんで終わりだと思ったら、大まちGuys』が結成され、幕間にステージに登場し、アカペラで山下達郎の『LAST STEP』のカバーを披露。ツアータイトルを体現するかのような2組のハーモニーで会場を満たし、観客もこの特別コラボに酔いしれているかのようだった。
GOOD BYE APRILは『恋がはじまる』でスタート
続いてGOOD BYE APRILが登場し、『恋がはじまる』『BRAND NEW MEMORY』とロマンチックに満ちた曲を立て続けに披露。『君は僕のマゼンタ』ではつのけん(Dr)がコール&レスポンスを盛大にあおり、観客もそれに呼応してステージとフロアのハーモニーも生み出していく。「キンモクセイの皆さんにはずっとラブコールを送り続けてきたので、今日こうして共演できて本当に嬉しいです!昔からずっと聴いていたし、お互いに聴いてきたものややってる音楽も似ていて。自分たちはずっとシーンで浮いてるような気がしていたけど、キンモクセイという先駆者がいることが『こういう音楽をやっていても大丈夫だよ』って言ってくれてるような気がして、すごく勇気づけられてきた」と、この日の共演に対しての思いも溢れる。
2023年11月8日にリリースされた林哲司トリビュートアルバムへの参加楽曲『SUMMER SUSPICION』(杉山清貴&オメガトライブ)で夏の風を吹かせてからは一転、『Bittersweet Christmas』で一気にクリスマスムードに。そしてこの日初披露の新曲『夜明けの列車に飛び乗って』は、2019年に完成したままこの日まで眠っていたという冬の香り溢れるロマンチックなラブソング。かつて2017年に同じ会場でバンド史上初のホールでのワンマンライブとなる『夜明けの汽車に飛び乗って』を開催したという経緯もあり、この日を特別なものにしたいという思いからの初披露となった。
延本文音(Ba)のスラップがグルーヴをどんどんと高めていく『サイレンスで踊りたい』からは再びアグレッシブなパフォーマンスが展開され、『リップのせいにして』ではキンモクセイから伊藤俊吾を呼び込み三度のコラボ。遊び心溢れるリズムにせわしない吉田卓史(Gt)のギターが絡み合い、自由にメロディーを乗せていくコラボならではの光景が繰り広げられ、ラストナンバーはライブの定番曲「missing summer」。そしてアンコールではなんと四度目のコラボが実現し、GOOD BYE APRILと伊藤俊吾でシュガー・ベイブ『DOWN TOWN』を披露し、大団円でライブは終了。渋谷の地でGOOD BYE APRILとキンモクセイの見事なハーモニーが完成した一夜となった。
本日のセットリストはプレイリストとして配信サイトに公開されているので、チェックしてみてはいかがだろうか。
“What a Harmony”は2024年1月8日(月・祝)に新宿LOFTで“EXTRA FINAL”と銘打ってツアーファイナルが行われ、この日はGOOD BYE APRILのワンマンライブとして開催される。チケットは各プレイガイドで発売中。 また、12月9日(土)には王子Music Loungeでクリスマスイベントの開催も決定し、こちらはアコースティックセットでのワンマンライブなどが予定されている。
ライブ概要
タイトル:GOOD BYE APRIL 2MAN TOUR “What a Harmony” Vol.3
開催日:2023年11月18日(土)
会場:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE (東京)
セットリスト:
[キンモクセイ]
1. 手の鳴る方へ
2. 二人のアカボシ
3. 車線変更25時
4. 冬の磁石 w/倉品翔
5. 新曲メドレー
6. Smile
7. さらば
[GOOD BYE APRIL]
1.恋がはじまる
2.BRAND NEW MEMORY
3.君は僕のマゼンタ
4.SUMMER SUSPICION(杉山清貴&オメガトライブ)
5.Bittersweet Christmas
6.夜明けの列車に飛び乗って(新曲)
7.サイレンスで踊りたい
8.リップのせいにして w/伊藤俊吾
9.missing summer
en. DOWN TOWN w/伊藤俊吾 セットリスト
プレイリスト公開中
Apple Music
https://music.apple.com/jp/playlist/good-bye-april-with-%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%A4-what-a-harmony-vol-3-2023/pl.u-NpXmmg4T4KrEj9
Spotify
https://open.spotify.com/playlist/4yWPFZYPMM743LgYkFc67q?si=54bf2d4ee1fb4783&nd=1&dlsi=d0922ed48c9640cc
ライブ情報
タイトル:”Christmas Special Acoustic Live 2023”
日時:2023年12月9日(土) 開場 16:00 / 開演 16:30
会場:王子Music Lounge
チケット:前売 ¥4,500 / 当日 \4,800(+2order)
ご予約はこちら:https://forms.gle/qy6r8FZV18R3jVBC8
タイトル:GOOD BYE APRIL ONE MAN LIVE【What a Harmony EXTRA FINAL】
開催日時:2024年1月8日(月・祝)開場17:30 / 開演18:00
会場:東京都 新宿LOFT
チケット:自由席 5,500円 / 後方立見 4,500円(+1Drink)
チケット発売中:https://eplus.jp/sf/detail/3880280001-P0030001
GOOD BYE APRIL プロフィール
2011年東京で結成。メンバーは倉品翔(Vo & Gt & Key.)吉田卓史(Gt.)延本文音(Ba.)つのけん(Dr.)
情景や郷愁を感じさせる楽曲と、ワン&オンリーといわれる倉品翔のボーカル。また倉品と延本によるそれぞれの個性を持った歌詞、確かなバンドアンサンブルと飾らないMCで魅せるライブも魅力。ニューミュージック、とりわけチューリップ、大瀧詠一や小田和正などの古き良きポップスをも血肉にした、世代も時代も問わないエヴァーグリーンなそのグッドミュージックは、幅広い支持を獲得しつつある。
また、演劇集団キャラメルボックスでの舞台音楽の全曲担当や、JFN系列ラジオ番組「OH! HAPPY MORNING」への楽曲起用、その他楽曲提供、演奏サポートなど幅広く活動している。
2012年8月 1st Mini Album『夢みるモンシロ』リリース。2016年3月 1st Full Album『ニューフォークロア』リリース。2019年10月26日には、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、”I MISS YOU SO LONG”レコ発ワンマンライブ”I MISS YOU”開催、大盛況にて終了。
2020年、5月より6ヶ月連続新曲配信リリース。結成10周年を迎え80’sリヴァイバルの金字塔となる3rdフルアルバム 『Xanadu』をリリース。本アルバムが栗本斉『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』(2022年発刊)の1枚に選ばれる。
2021年夏、配信リリースされたシングル『missing summer』(ホーン隊に藤田淳之介(TRI4TH)、織田祐亮(TRI4TH)、湯浅佳代子が参加)は80年代シティ・ポップを愛好するリスナーから、歌声とサウンドに杉山清貴×角松敏生を彷彿すると話題になる。
2022年1月、4thフルアルバム『swing in the dark』をリリース。8月、『missing summer/Last Summer Whisper(杏里カヴァー)』7inchリリース。昭和歌謡カバーを収録した7inchレコードシリーズ<『木綿のハンカチーフ』(2020年発売)/『セーラー服と機関銃』(2021年発売)/『Last Summer Whisper』(2022年発売)>は、和モノファンの間で話題になり、“HMV売れ筋レコード-予約ランキング”へのチャートインや“ディスクユニオン インディーズ・ヒットチャート”2週連続入りなど、大好評の企画盤となった。Spotify公式プレイリストでは国内新譜・CityPopプレイリストや台湾のグローバルプレイリストなどに多数選曲、またスペインやカナダなど海外ラジオ局でも楽曲がパワープレイされるなど日本から海外へとリスナーの幅を広げ次世代のポップスシーンを担う存在として邁進中。
2023年 4月5日、日本クラウン”PANAM”より林哲司氏がプロデュースを手掛けたメジャーデビューシングル『BRAND NEW MEMORY』リリース。4月7日(金)メジャーデビュー記念ワンマンを渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催した。