めんたいロックの雄 ザ・ルースターズ、ついに全アルバム13作、118曲の音源が一斉配信!

80年代の伝説のバンドの全アルバム13枚、118曲が蘇る

 1980年にシングル『ロージー』でデビューし、その後のロック界に大きな影響と、数々の伝説を残したロックンロール・バンド、ザ・ルースターズの全アルバム13作、118曲の音源が一斉配信となった。

 初期メンバーは大江慎也(ボーカル・ギター)、花田裕之(ギター)、井上富雄(ベース)、池畑潤二(ドラムス)の4人。福岡・北九州で結成され、サンハウス、SHEENA & THE ROKKETS、ザ・ロッカーズ、THE MODSらと共に、当時“めんたいロック”と呼ばれた博多を中心としたロックムーブメントにも乗って、全国的な人気を博した。

 何度かのメンバーチェンジを経て、1988年に渋谷公会堂(当時)でのライヴで解散、2004年のフジロックフェスティバルにオリジナルメンバーでステージに立った。各メンバーは現在もそれぞれソロやバンドなどで活躍中。数々の伝説と共に、ミッシェル・ガン・エレファントをはじめ、数多くのバンド、アーティストからリスペクトされている。

 また、今回の一斉配信を記念して特設サイトも開設されている。このサイトでは今後、貴重な写真を集めたギャラリーなどが公開される予定のため、ぜひ合わせてチェックしてほしい。

担当プロデューサー 渡辺佳紀 コメント

「腑抜け野郎の脳天をたたき割れ‼︎
ザ・ルースターズのデビューアルバムのキャッチコピーである。
今どきこんなコピーを掲げるバンドがあるだろうか。
そしてデビューシングル『ロージー』『恋をしようよ』の歌詞は、今レコ倫通るんかい?
と心配にすらなる内容だ。
反体制・反逆こそがロックンロールの重要な必要条件の一つ(反逆、なんて言葉久々に見た)。
だが過激なだけがロックンロールだなどというつもりはこれっぽっちも、ない。
ザ・ルースターズは大江慎也をはじめとしたメンバーの初期衝動そのものと言えるそんな初期の楽曲の認知が高いが、中期には下山淳らの加入によるサウンド志向、かつダークで耽美的世界観が、後期にはストレートなバンドスタイルだけに留まらない“歌ものの名曲が多く存在する。
そこに一貫しているのは“カッコよさ。これはロックンロールの重要な必要条件のもう一つである。
そして最後までザ・ルースターズを背負った男、花田裕之の生き方と華。
THE ROOSTERS to THE ROOSTERZ、全てでロックンロールそのものを感じてほしい」

▼特設サイトはこちら
https://columbia.jp/roosters/

配信作品

『THE ROOSTERS』オリジナル:1980年11月発売
『THE ROOSTERS à GO-GO』オリジナル:1981年6月発売
『INSANE』オリジナル:1981年11月発売
『ニュールンベルグでささやいて』オリジナル:1982年11月発売
『C.M.C.』オリジナル:1983年7月発売
『DIS.』オリジナル:1983年10月発売
『GOOD DREAMS』オリジナル:1984年4月発売
『φ(PHY)』オリジナル:1984年12月発売
『NEON BOY』オリジナル:1985年9月発売
『KAMINARI』オリジナル:1986年11月発売
『PASSENGER』オリジナル:1987年9月発売
『FOUR PIECES』オリジナル:1988年5月発売
『FOUR PIECES LIVE』オリジナル:1988年10月発売

ザ・ルースターズ プロフィール

ザ・ルースターズ(THE ROOSTERS to THE ROOSTERZ)
北九州で結成、1980年に『ロージー』でデビュー。初期メンバーは大江慎也(ボーカル・ギター)、花田裕之(ギター)、井上富雄(ベース)、池畑潤二(ドラムス)の4人。
ストレートで骨太なロックンロールと、大江慎也の過激な歌詞やパフォーマンスで話題となり、当時の“めんめんたいロック”ムーブメントにも乗って東京へ進出、全国のロックファンから支持され,数々の伝説を残す。 THE ROOSTERSからTHE ROOSTERZに表記を変更、ある日の東北のライブでサインを頼まれた大江がたまたまTHE ROOSRTERZと書いたことで変わった(ご本人談)と言うが、大江の脱退と共に初期のストレートなロックンロールから、ニューウェーブの影響を受けたサウンドへと変化していった。
何度かのメンバーチェンジを経て、1988年の渋谷公会堂でのライブで解散。
90年代終わり、ミッシェル・ガン・エレファント、東京スカパラダイスオーケストラ、the pillows、THE BACK HORNらが参加したトリビュートアルバムが発売された。
2004年、フジロックフェスティバルにオリジナルメンバーで登場した。
メンバーは現在もソロやバンドなどで活躍中。