俳優としても大活躍の松下洸平が自身最大規模となる全国ツアーを約4万人を動員して終演!最終日のライブレポートを公開

14公演で約4万人を動員。ファイナルは3月14日・東京ガーデンシアター

 2024年4月スタートのTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』や現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』への出演、さらに今春スタートとなる日本テレビ系新音楽番組『with MUSIC』にアーティストナビゲーターとしてレギュラー出演が決定するなど、今年もさらに活躍の場を広げている松下洸平。

 2023年12月13日には2年連続2枚目となるフルアルバム『R&ME』をリリースし、アーティストとしても精力的に活動する中、同アルバムを引っ提げた自身最大規模となる全国ツアー“KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 〜R&ME〜”のファイナル公演を2024年3月14日、東京ガーデンシアターにて開催。その公演の模様が公開された。

『All Day Long』『Magical Hour』『MUSIC WONDER』の3曲立て続けでライブスタート

 開演時間をまわると、ステージ上のLEDにオープニングムービーが流れ、松下洸平作詞、Michael Kaneko作曲による『All Day Long』からライブはスタート。『R&ME』収録の『Magical Hour』、前作の1stアルバム『POINT TO POINT』収録の『MUSIC WONDER』と立て続けに3曲を披露。会場からは歓声とクラップが沸き起こり、早くも熱気が高まる中「みなさんこんばんは松下洸平です!R&MEツアー、本日ファイナルです。今日ここまで来れたのはここに集まってくれたみなさんのおかげです、本当にどうもありがとうございます!今日は皆さん楽しんで帰っていってください!」と語った。

 その後、「R&MEツアー、今日でファイナルですけども、昨年12月リリースした『R&ME』というアルバムを引っ提げてのツアーです。僕の大好きなR&Bというジャンルをきゅっと詰め込んだ一枚になりました。せっかくライブなので、スペシャルな感じでアルバムの中の曲をお届けしたいと思います。すごくスイートな曲があって、それをバンドアレンジスペシャルバージョンでお届けしてもいいですか?」と話し、ストレートな歌詞とファルセットでの歌唱が印象的な『This is my love』、UTAとのセッションで生まれた『You&Me』を披露し、静かな雨音が暗転した会場に降り注いだ。

 ショートムービーを挟んで「1.2.3.4」という松下の掛け声とともに照明がつくと、ステージ中央には大きなソファに座る松下の姿が。バンマスのカンノケンタロウ(Gt)、ウッドベースにTakayasu Nagai(Ba)、パーカッションは海老原諒(Dr)という布陣でアコースティックコーナー1曲目の『リズム』を披露した。「ガーデンシアター楽しんでますか?カンノくんは学生時代からの友達で、お客さんのいないところとか路上ライブから始まって。こんなにたくさんの人たちの前でライブができるなんて。信じられない光景が広がっていて皆さんには本当に感謝です」など、たっぷりとトークを繰り広げ、アコースティックコーナー最後は松下自身もキーボードを弾きながら『FLY&FLOW』を歌い上げた。

ライブ後半には観客への感謝のメッセージをたっぷりとトーク

今日はファイナルです!まだまだ声出せますか?まだまだ一緒に歌ってくれますか?まだまだ踊ってくれますか?準備はいいですかガーデンシアター!」というMCでライブ後半戦に突入した。

 ステージ上に漂うスモークが幻想的に会場を包んだ『KISS』、激しく飛び交うレーザーがより高揚感を高める『漂流』、ライブでの盛り上がりを意識して制作したという『FLYFLY』など、5曲を披露。観客とのクラップやコール&レスポンスを存分に楽しむ松下の姿に、会場もこの日1番の盛り上がりを見せ、大きな熱気に包まれた。

 そして、「ガーデンシアター最高です!ツアーを重ねてきて毎回全身全霊でお客様に楽しんでいただいて、ハッピーな気持ちになって、頑張ろうと思えるパワーをお届けできたらなと思ってずっと歌っているんですけど、いろんな場所で逆に僕たちがみなさんからエネルギーとパワーをいただきました。今日もいただいちゃいました。終わるころにやっと『楽しいな』とか『音楽ってやっぱいいな』と気づくんですよ。これっていつもそうで、終わりかけのときに気づくんですよ。なので、なかなかやめられないです。今日でツアーは終わりますけど、ここからさらに次のステージ、次の景色へ、船にのって航海するような気持ちで前に進んでいきますので、その船に皆さんをのせて、また前に進んでいきたいと思っています。必ずまた一緒に遊びましょう!」と熱く語った。

 さらに「今回声出しOKになって皆の声が聞こえて、最初は皆に負けないようにと思っていましたけど、いつしか一体となっていることを実感できました。それが実感できたころに終わっちゃうからね…。でもこの思い出と経験を胸に我々は進んでいきます。今日来てくださった一人一人に感謝してます。ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。

 最後は「最後にもう一曲、やっぱり自分の声というものがこれから先も信じる、一番大事なものになっていると思います。その声を大切にして丁寧に歌うことができたいいなと思っていて、長く歌い続けられる曲をと思って、去年このアルバムのリード曲に制作した曲があります。今日はその曲をお届けして終わろうかなと思います。今日はみなさんどうもありがとうございました!」と話すと、アルバム『R&ME』のリード曲『君を想う』をエモーショナルに歌い上げ、本編が終了した。

 その後、アンコールの大歓声に包まれる中、再登場した松下が披露したのは『たんぽぽ』。ピアノ1本で情感たっぷりに歌い上げたのち

 「アンコール、どうもありがとうございます。この曲はこのアルバムの一番最後に入っている曲です。『君を想う』から始まって、一番最後は「声」を皆さんに届けたいという気持ちがあって、ピアノと声だけの曲を入れました。たんぽぽの綿毛は咲く場所を選べないけど、必ず誰かの元へ届いて、その人のそばでポッと咲くことが出来ます。僕たちの音楽づくりに似ているなと思いました。誰に届くかわからないけど、一生懸命つくって、ふって綿毛を飛ばすように、「届け!」という思いで息を吹きかけて、それが皆さんのそばに届けばいいなと思ってます。そしてたんぽぽの花のように咲いてくれるといいなと思ってます。」と話した。

 そして、松下が2021年のコロナ禍での再デビュー時に“いつかライブでみんなで歌いたい”という想いを込めて制作したという1stシングル収録の『STEP!』で会場を沸かせると、最後は『ノンフィクション』を披露し、観客とのシンガロングで会場が多幸感に包まれる中、約4万人を動員した自身最大規模の全国ツアーファイナル公演が大盛況で幕を閉じた。

 そんな“KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 〜R&ME〜”のセットリストプレイリストも公演終了後に公開となった。様々なストリーミングサービスにて本ツアーで披露されたセットリスト順に楽曲を楽しむことができるので、チェックしてみてはいかがだろうか。

●KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 〜R&ME〜 セットリストプレイリストhttps://kouheimatsushita.lnk.to/randme_tour2024

撮影:西槇太一

ライブ概要

タイトル:KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 〜R&ME〜
日時:3月14日(木) 開場17:30/開演18:30
会場:東京ガーデンシアター(東京) 

松下洸平 プロフィール

1987年3月6日生まれ、東京都出身。

2008年、洸平名義でシンガーソングライターとしてデビュー。翌年より俳優活動を始め、NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』(‘19)でヒロインの夫、八郎役で人気を博す。

主な出演作はドラマ『最愛』『アトムの童』『合理的にあり得ない』『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』、映画『ミステリと言う勿れ』、舞台『闇に咲く花』など。

俳優としての活動の傍ら、2021年にシングル『つよがり』で再デビューを果たし、2022年には二度のデビューを通じて初となるフルアルバム『POINT TO POINT』をリリース。

2023年12月にリリースした2ndアルバム『R&ME』を引っ提げ、2024年1月〜3月、ファイナルに東京ガーデンシアター2daysを含む自身最大規模の全国ツアーを開催。

2024年には大河ドラマ『光る君へ』出演予定、TBS金曜ドラマ『9ボーダー』が4月より放送開始予定。日本テレビ系新音楽番組『with MUSIC』にアーティストナビゲーターとしてレギュラー出演予定。

松下洸平 公式サイト&SNS

HP:https://www.kouheiweb.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kouheimatsushita_official/
X:https://twitter.com/kouhei_staff_
YouTube:http://www.youtube.com/@kouheimatsushita