日本人ガールズバンド BAND-MAIDが、アメリカ最大級のロックフェス「ロラパルーザ・シカゴ」にX-JAPAN以来13年ぶり出演の快挙

あなたは、BAND-MAID(バンド・メイド)というガールズバンドをご存じだろうか。ステージ衣装はメイド服、音はハイテクニックのハードロック。2013年の初ライブ以来、見た目とサウンドのギャップもあり、大きな注目を集め、いまや世界的人気を誇るバンドになっている。

 2016年の初の海外ライブをアメリカ・シアトルで成功させると、これまで北米・ヨーロッパを中心に海外ツアーを何度も実施してきた。昨年の全米ツアーでは総動員数が2万人ごえを記録している。そんな彼女たち、なんと8月4日にアメリカ・シカゴで開催された世界最大級のロックフェス「ロラパルーザ・シカゴ」に出演をしたのだ。このフェスはアメリカ野外3大フェスの一つで、出演するのは人気の証。日本のグループとしてはX-JAPAN以来13年ぶり2組目となる。

観客から熱い声援で迎えられたBAND-MAID、貴重なライブの模様をお伝えしよう。

約2万人の観客がシンガロング!鮮烈な印象を残した4人のパフォーマンス

照りつける日差しのなか、公演約1時間前からステージ前方ではBAND-MAIDを待ちわびる観客が押し寄せていた。フェス2日目となる8月4日(アメリカ現地時間)午後1時45分から2時45分にかけて約1時間計13曲を演奏、日本のガールズロックバンドがアメリカ最大級のフェスで鮮烈な印象を残した。 

小鳩ミク(Gt&Vo)、KANAMI(Gt)、MISA(Ba)、AKANE(Dr)が颯爽とcoinbase stageに登場すると、インストゥルメンタル曲「from now on」でこの日のお給仕(ライブ)は幕を開けた。メイド風衣装に身を包んだ小柄な彼女たちが突然ゴリゴリのロックかつテクニカルなインスト楽曲を演奏し始めると、初見と見られる観客も、奏でるハードな音とかわいらしい見た目とのギャップに驚きの表情を隠せない。続く「DOMINATION」ではSAIKI(Vo)も登場、彼女たちが目標として挙げている「世界征服」を掲げた歌詞を力強く高らかに歌い上げる。

  特に見どころとなったのは、「Don't you tell ME」「HATE?」で披露した、間奏部分に設けたセッション部分だ。KANAMIとMISAによるギターとベースを交互に弾き合うソロの応酬は、音で会話をし合うようかのような絶妙な掛け合いに。2022年のアメリカツアーでは単独で2万人以上を動員。2023年は既にアメリカのフェスに3本も出演するなど場数を踏んできたことはもちろん、たゆまぬ努力によって、個々の演奏力がより磨き上げられてきたのだろう。2人のぴったり合ったコンビネーションを満面の笑みで見守るSAIKI、リズムを支えるAKANEと小鳩ミクも笑顔で2人のセッションに寄り添うなど、バンドとしてのこの一体感は、結成10周年を経てより強固になっていることが演奏からも見て取れる。

「Daydreaming」などSAIKIの伸びやかな歌声をしっとりと聴かせるミディアム・ナンバーなども間に挟みながら、怒涛のハードロックナンバーで駆け抜けるBAND-MAID。ラストの「endless Story」では、フェス出演時でも恒例となったシンガロングが巻き起こると、会場に集まった約2万人の観客へ向かってSAIKIが「Thank you Lollapalooza! We're BAND-MAID from JAPAN! Thank you so much!」と感謝の言葉を伝え、あふれる笑顔でステージを後にした。

2023年8月4日(金)Lollapalooza Chicago set list

1 from now on
2 DOMINATION
3 Choose me
4 Don't you tell ME -session-
5 alone
6 After Life
7 NO GOD
8 Daydreaming
9 DICE
10 HATE?-session-
11 FREEDOM
12 Manners
13 endless Story

また「ロラパルーザ・シカゴ」へ出演したその日に、アニメ『ケンガンアシュラ』Season2 ED主題歌にも決定している新曲「Shambles」を配信リリースしたばかり。早くも全世界からコメント殺到となっており、国内外を熱狂の渦に包み込むBAND-MAIDからますます目が離せない。

Live Photo and Text by FG5

ツアー情報

彼女たちは、現在、北米ツアーを続行中。9月、10月には国内ツアーを行い、ツアーファイナルとして11月26日には横浜アリーナで公演を行う予定だ。

国内ツアー日程

9月2日(土) NAGANO CLUB JUNK BOX
9月3日(日) KANAZAWA EIGHT HALL
9月22日(金) OKAYAMA CRAZYMAMA KINGDOM
9月23日(土) HIROSHIMA CLUB QUATTRO
9月30日(土) TAKAMATSU MONSTER
10月1日(日) MATSUYAMA SALONKITTY
10月7日(土) AKITA Club SWINDLE
10月9日(月祝) MIYAGI SENDAI GIGS
10月13日(金) HOKKAIDO SAPPOLO PENNY LANE24
10月15日(日) HOKKAIDO OTARU GOLDSTONE
10月20日(金) OSAKA NAMBA HATCH
10月25日(水) AICHI NAGOYA DIAMOND HALL
11月26日(日) KANAGAWA YOKOHAMA ARENA (TOUR FINAL)

横浜アリーナチケット受付中
オフィシャル先行(国内)(チケットぴあ)
受付期間:8月2日(水)12:00〜8月13日(日)23:59
受付URL:https://w.pia.jp/t/bandmaid23-final/

■2023年8月4日発売「Shambles」
各配信サイトのリンクはこちら
https://band-maid.lnk.to/Shambles

Official Music Vsideo
https://youtu.be/lf0mQOiu8J8

BAND-MAID Profile

メイドの見た目とは相反するハードなロックサウンドが、全世界のファンやメディアから支持を得ており、YouTubeの総再生回数は1億7,000万回を超える。
世界中のファンによるYouTubeのリアクションビデオも続々と公開されており、4,000万回以上の再生を記録。世界中のロック・メタルファンからも支持を受け、2022年開催の全米ツアーでの動員は二万人を超えるなど、いま海外で最も人気のあるガールズバンドとなっている。
日本の大型フェスティバルのステージを揺らしながら、毎年のようにワールドツアーを実施。  現在までアメリカ、イギリス、ヨーロッパを周り、各公演でソールドアウトを記録。
2019年には、世界最大級のイベンター「Live Nation」とのツアーパートナーシップを発表し、ロック界の伝説Tony Viscontiによるプロデュースを含むアルバム『Conqueror』をリリース。  2020年には全米での展開パートナーとして「United Talent Agency」とのアライアンスを発表。アルバム『Unseen World』をリリースし、2021年にはNetflix映画『Kate』でハリウッドデビューを果たす。
2022年には世界的人気音楽フェス『AFTERSHOCK』に出演し、動員数2万人越えの全米ツアーも完遂。
全米ツアー直後にGuns N’ Rosesの来日公演にも出演を果たす。
2023年は2月にTHE LAST ROCKSTARSの全米公演にも出演を果たし、さらに結成10周年ツアーを日本・アメリカ・メキシコの三か国で開催。全米大型フェスにも多数出演しており、ファイナルは横浜アリーナでの単独公演を開催する。

■BAND-MAID OFFICIAL HP

https://bandmaid.tokyo
YouTube:https://www.youtube.com/@BANDMAID
Twitter:https://twitter.com/bandmaid
Instagram:https://www.instagram.com/bandmaid.jp/