Z世代に人気のアーティスト多数出演!2023年『第74回NHK紅白歌合戦』出場者でいま注目したいアーティストたち
Adoや新しい学校のリーダーズなど話題 のアーティストが初出場
2023年12月31日にNHK総合にて放送される『第74回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表された。今年の出場アーティストは紅白合わせて44組。そのうち初出場は、紅組5組、白組8組の計13組となっている。初出場組を見てみるとZ世代に人気があるアーティストが多いようだ。初出場組の中からFMステーション編集部が注目するアーティストたちを紹介しよう。
第74回NHK紅白歌合戦で注目のアーティスト
●Ado(紅組)
2020年にリリースされた『うっせぇわ』の大ヒットで一躍人気者となったシンガー。『うっせぇわ』はBillboard JAPANダウンロード・ソング・チャートにてチャートイン17週目での1億回突破を達成。歴代6番目の速さとなり、ソロ歌手としては最年少記録になっている。2022年には大ヒット映画『ONE PIECE FILM RED』の主要登場人物・ウタの歌唱キャストを担当し、6月にシングルカットした『新時代』は、数多くの配信サイトで1位を記録。2023年9月にリリースされた『唱』はチャートイン3週目で1位を獲得している。
顔出しをしていない彼女がどんな姿て登場するかも注目だが、爆発的ヒットとなっている『うっせぇわ』(YouTube 総再生回数約3億4000回 /2023年11月16日時点)、『新時代』、『唱』とメガヒットが多い彼女だけに、何を歌うかも気になるところだ。
●新しい学校のリーダーズ(紅組)
メンバーはMIZYU 、 RIN 、 SUZUKA 、KANONの4人。自称”青春日本代表“で海外でも人気が高いダンス&ボーカルユニットだ。今回の紅白出場のコメントもツアー先のカナダから行っている。FM STATION onlineでもオリジナル性の高い、セーラー服姿、振り付け(有名なのはヘッドバンキングと首を左右に振る“首振りダンス”)楽曲に注目をし何度も取り上げてきたアーティストだ。2023年には、『TikTok 上半期トレンド大賞 2023』にて大賞を受賞している。
オリジナル性が売りの彼女たちが、どんなパワフルでユニークなパフォーマンスをみせてくれるか期待が高まる。
●あの(紅組)
通称あのちゃん、2023年、歯に衣着せないコメントでバラエティ番組などで大活躍したタレント。モデル、ミュージシャン、俳優としても活動をしている。歌う楽曲は、SNSでは2022年11月にリリースされ、人気TVアニメ『チェンソーマン』に挿入歌として採用された『ちゅ、多様性。』ではないかという声が多い。あのは今回の紅白出場に対して「本当にこの1年、激動で、1年の最後の締めくくりに紅白歌合戦に出られるのが光栄ですし、自分らしくパフォーマンスをして、皆さんと楽しんでいただけたなと思います」とコメントしている。
個性的なあのだけに、出演時の衣装や司会の有吉弘行とのやり取りにも注目したい。
●キタニタツヤ(白組)
2014年頃からネット上に楽曲を公開し始め、2017年より高い楽曲センスがかわれ作家として楽曲提供をしながらソロ活動も行うシンガーソングライター。東京大学文学部卒業の高学歴を持つ。携わった音源のYouTube総再生回数は10億回以上。2023年7月、TVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』 オープニングテーマ『青のすみか』をリリース。配信開始初日でデジタルチャート23冠を達成するなど今最も注目すべきアーティストの一人だ。今回の紅白出場にたいしてキタニは、「いろんな音楽家が1度は夢として語る、口に出す、伝統ある大きな舞台なので、そのことに恥じないパフォーマンスができたらと思っております」とコメントしている。
また「紅白歌合戦を一度も観たことがない」という発言もしており、そんな彼が凝った演出で知られる紅白のステージでどんなパフォーマンスをみせてくれるか楽しみだ。
●すとぷり(白組)
動画配信サイトを中心に様々な活動を行う莉犬、ジェル、さとみ、ころん、るぅと、ななもり。による6人組アイドルユニット。歌ってみたやゲーム実況などの様々なジャンルで動画配信を行っている。YouTubeチャンネル登録者数は232万人、TikTok フォロワー数76.1万人になっている(2023年11月16日現在)。また2023年7月にリリースされた最新配信EP『ニジイロヒストリー』はBillboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で、1位を獲得している。
彼らは、ライブやイベント以外では顔出しをしないで活動をしているので、どんな姿で登場するかも注目だ。
●10-FEET(白組)
NAOKI(Ba&Vo)、TAKUMA(Gt&Vo)、KOUICHI(Dr&Cho)の3人からなるロックバンド。1997年に結成、2001年デビューのベテランで、大きなヒット曲はなかったが、2022年12月リリースのアルバム『コリンズ』に収録された『第ゼロ感』が、日本だけでアジア各国をはじめ海外でも大ヒットとなった映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング曲となり、Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャートにて1位を獲得している。また現在放映中のドラマ『フェルマーの料理』で『Re方程式』が主題歌になっている。
出場発表後行ったライブでTAKUMAは「対バン(仲間)とみんながここまで連れてきてくれました」と感謝言葉を述べている。ベテランロックバンドならではの熱いステージに期待したい。
今回のテーマは『ボーダレス-超えてつながる大みそか-』。紅白視聴率の高い年配層が、ボーダレスとなって、Z世代に人気が高いアーティストを受け入れることができるのかその動向に注目したい。
第74回NHK紅白歌合戦 出場者一覧
【紅組】()内は出場回数 並びは50音順*白組も同様
あいみょん(5)新しい学校のリーダーズ(初)Ado(初)ano(初)石川さゆり(46)伊藤 蘭(初)坂本冬美(35)櫻坂46(3)椎名林檎(8)JUJU(2)Superfly(7)天童よしみ(28)NiziU(4)乃木坂46(9)Perfume(16)MISIA(8)MISAMO(初)水森かおり(21)milet(4)YOASOBI(3)緑黄色社会(2)LE SSERAFIM(2)
【白組】
エレファントカシマシ(2)大泉 洋(初)Official髭男dism(4)キタニタツヤ(初)郷ひろみ(36)さだまさし(22)JO1(2)純烈(6)鈴木雅之(6)すとぷり(初)Stray Kids(初)SEVENTEEN(初)10-FEET(初)BE:FIRST(2)福山雅治(16)藤井フミヤ(6)星野 源(9)MAN WITH A MISSION(初)Mrs. GREEN APPLE(初)三山ひろし(9)山内惠介(9)ゆず(14)