MISIAがクリスマスを華やかに彩った!12/23&24『MISIA HOLY NIGHT BIG BAND ORCHESTRA』の模様を公開!

2025年12月23日&24日。クリスマスの煌びやかなムードがより一層引き立って見える横浜・みなとみらいにある『ぴあアリーナMM』を舞台に、 MISIAのスペシャル・ライヴ『MISIA HOLY NIGHT BIG BAND ORCHESTRA』が開催。その模様が公開された。
1998年のヒット曲「陽のあたる場所」からスタート、総勢22名のBIG BAND ORCHESTRAが大いに盛り上げた

開幕からワクワクさせるようなオリジナルのSEに乗って登場したメンバーの数の多さにまずは圧倒された。ホーン隊だけでじつに総勢12名。サックス5本、トロンボーン4本、トランペット3本が3段で音の壁を作る。そのホーン隊を率いるのは、ニューヨークを拠点に活動する世界的なジャズ・トランペッター黒田卓也。サンタの衣装にトナカイの角を王冠のように巻きつけたクリスマス仕様での登場だ。
ドラムのカウントから黒田のトランペットをリードにホーン隊が音を組み立ていく。瞬く間にリズムが立ち上がっていくと、会場からは自然とクラップが発生した。MISIAの登場だ。1曲目「陽のあたる場所」の曲終わりに「ようこそ!」とMISIAがオーディエンスに声をかけると、2曲目「CASSA LATTE」の煌びやかなサウンドが降り注ぐ。

いつにも増してMISIAの声が、そしてバンドサウンドがくっきりとひとかたまりになって聴こえる。今回のステージセットはいたってシンプルだ。背景のLEDビジョンを除けば、あとは基本的に照明での演出となっていた。なぜなら、ステージに立つMISIAと今夜のために集結した”HOLY NIGHT BIG BAND ORCHESTRA”こそが、どんな仕掛けよりも派手で、楽しく、ワクワクさせてくれるからだ。音楽以外には何もいらない――ライヴが始まって2曲目ですでにそう思わせてくれることこそがどんな仕掛けも及ばない音楽のマジックだ。
ホーン隊から目を移せば、ドラム2台とパーカッションの強力なリズム隊にベース、ギター、そしてキーボードが2台、さらにコーラス2人と、総勢22名の正真正銘BIG BAND ORCHESTRAだ。
「これだけの人数のビッグバンドでやるのは2020年のライヴと、あと2021年に出させていただいた『NHK紅白歌合戦』以来じゃないかなと思います。なので、こうして開催できて本当にうれしいです!」とMISIAが嬉しそうに語る。
ここからは、「Xmas cover Medley」と題し、定番のクリスマスソングのカバーメドレーを披露した。

MISIAのクリスマスと言えば、最近はテレビ特番『HAPPYクリスマス おもちゃ屋MISIA』が定番となっているが、今年はこのステージで直接パフォーマンスをお届けできるということで、同番組で披露してきたカバーソングからセレクト。
黒田のソロがチャーミングな「THIS CHRISTMAS」から、ドラムソロが交互に入り乱れる大迫力の「サンタが街にやって来る」など、カバーでありながらもビッグバンドならではのアレンジが施された遊び心満載のレパートリーに、会場は一気にクリスマスムードに! メドレーのシメは、「Holy Hold Me」。久保田利伸と共作した珠玉のクリスマスナンバーだ。後半に披露したMISIAのアドリブでの歌声は、バンドの演奏に支えられ、どこまでも自由に突き抜けていくような心地よさと迫力に満ちていた。 MCを挟んでパフォーマンスした「ULTRA X'MAS」「大きな愛の木の下で」「Let It Smile」の3曲は、それぞれに曲として違う背景を持ちながらも、こうしてこのライヴで続けて聴くと、幼い頃の記憶と大人の視点が溶け合っていくやわらかい感情に貫かれているのがわかる。とくに「Let It Smile」のメロディアスなベースソロとそこに寄り添うMISIAのボーカルがたまらなく心地よい。良いことも嫌なことも何もかも一緒に抱き止めてくれるような包容力に満ちたアンサンブルに、会場からは長い間拍手が鳴り止まなかった。

「緊張しますね」と歌う前にポツリと言って披露したのは、「Sea of Dreams ~Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song~」。東京ディスニーシー®の5周年アニバーサリーソングとして書き下ろしたもので、アニバーサリー期間だけでなく10年間パーク内で愛されたファンにはたまらない名曲だ。さらに、2022年にも東京ディズニーシーとコラボレーションした「君の願いが世界を輝かす」を続けて披露した。会場に足を運んだ人にとっては、かなり貴重で夢のような体験になったのではないだろうか。それほど、MISIAとビッグバンドによる2曲のパフォーマンスは素晴らしかった。
ピアノとトランペットが静かに舞い降りる羽根のような旋律を奏でる。心にそっと染み込んでいく特別なアレンジに彩られた「アイノカタチ」、「Everything」が続くと、ライヴはグッと深みを増していく。スパニッシュギターのイントロが印象的な「LOVE NEVER DIES」では、ドラム2台とパーカッションのバトルにホーン隊が華を添え、会場の熱気は最高潮へ。さらにシームレスに本編ラストを飾る「明日晴れるといいな」につながると、後半ではピアノとアルトサックスのソロも披露され、音楽の楽しさが存分に詰まったショーとなった。

「Higher Love」から幕を開けたアンコールでは、真っ赤な衣装に身を包んだMISIAが登場。ビング・クロスビーの歌唱で知られる「White Christmas」のカバーから「THE GLORY DAY」へとつなげ、アップテンポのなか各パートでソロを回していき、まるで賑やかなゴスペルパーティーのような様相で幕を閉じた。
「来年もできたらうれしいな(笑)」
2026年もMISIAの素晴らしい音楽が鳴り響きますように――心からそう願えるライヴだった。
Text:谷岡正浩
カメラマン:岸田哲平
<セットリスト>
陽のあたる場所
CASSA LATTE
Xmas cover Medley
~THIS CHRISTMAS
~ママがサンタにキッスした
~きよしこの夜
~サンタが街にやってくる
~WINTER WONDERLAND
Holy Hold Me
ULTRA X'MAS
大きな愛の木の下で
Let It Smile
Sea of Dreams 〜Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song〜
君の願いが世界を輝かす
アイノカタチ
Everything
LOVE NEVER DIES
明日晴れるといいな
Higher Love
あなたにスマイル
White Christmas~THE GLORY DAY
ライブ概要
タイトル:STARTS presents MISIA HOLY NIGHT BIG BAND ORCHESTRA
日時:2025年12月23日(火)・24日(水)開場17:30 / 開演18:30
会場:神奈川・ぴあアリーナMM
特設サイト:https://misiasp.com/holynight2025/
MISIA プロフィール
1998年デビュー。「Everything」「アイノカタチ」など数多くのヒット曲を持つ国⺠的歌⼿。
東京オリンピック開会式では⽇本国歌を独唱。社会貢献活動にも積極的で、⻑年にわたって国内の⼦どもたちのサポートやアフリカの⼦どもたちの教育⽀援などに従事しており、その功績から国際会議の⼤使などを歴任している。
2023年にデビュー25周年を迎え、大規模な全国ツアーを開催。今年5月に発売した15枚目となるオリジナルアルバム『LOVE NEVER DIES』を引っ提げて開催した全国ツアー「THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEVER DIES」では約20万人を動員した。
また、今年7月には、大阪・関西万博にて、日本のナショナルデー『ジャパンデー』の『公式式典・公式催事』のプログラムの一環としてスペシャルライヴを開催。
2026年1月からは全国アリーナツアー『MISIA 星空のライヴXIII GRAND HORIZON』を開催予定と、精力的に活動を続けている。
MISIA 公式サイト&SNS
HP:https://www.misia.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/@misia
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Instagram:https://www.instagram.com/misia.singer/
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