80‘J-NEW WAVEリバイバル!YENレーベルの “ブリリアント・テクノ“ユニット・TESTPATTERNの『APRES-MIDI』が2/26に再発!

国内外において“テクノポップ史上の最高傑作”とも評される作品

 1979年のYMOデビューから始まった日本の80‘NEW WAVE。個性的かつ先鋭的なアーティストが数多く登場した。

 現在、そのカラフルで個性的な音楽&ファッションが若者に注目され、シティ・ポップに次ぐ発掘ムーブメントとして話題になっている。

 その80‘NEW WAVEの中心の一つがYENレーベルだ。YMOの細野晴臣と高橋幸宏がアルファレコード内に立ち上げたレコードレーベルで、YMO、戸川純、立花ハジメなど時代の最先端の作品を数多くリリースした。

 今回、アルファミュージック創立55周年プロジェクトによりYENレーベルの再発が始まった。その一つが“ブリリアント・テクノ“ユニット・TESTPATTERN(読み:テストパターン)。唯一のアルバム『APRES-MIDI』が、40数年の時を経て再発されることになったのだ。

 TESTPATTERNとは、グラフィックデザイナーの比留間雅夫と市村文男の2人によって結成されたテクノユニット。

 1982年10月21日、YENレーベルから最初で最後のアルバムとなる『APRES-MIDI』をリリース、そのポップでモダンなサウンドは、当時のテクノサウンドとは一線を画し、“ブリリアント・テクノ“と呼ばれた。

 細野晴臣プロデュースによる本アルバムは、国内外において“テクノポップ史上の最高傑作”とも評され、アルファミュージックの作品群の中でも最も入手困難な作品の一つと知られている。

 今回のリイシュー作業を行うにあたり、当時のアナログトラックダウン・マスターを、マスタリング・エンジニア阿部充奏(Sony Music Studios)、カッティング・エンジニア北村勝敏(MIXER’S LAB / Warner Music Mastering)によって、音源をブラッシュ・アップ。アナログ盤LP、CD、サブスク配信で2025年02年26日に発売される。

   また、リイシューに際し、TESTPATTERNの市村文男、アルバム・レコーディング・エンジニア飯尾芳史がそれぞれコメントを発表した。

市村文男(TESTPATTERN) コメント

今回、42年ぶりに再リリースをされるとのこと、本当に嬉しく思います。
比留間さんが30歳、僕が23歳の1982年にリリースされた『アプレ・ミディ(APRES-MIDI)』は、今から考えるとキャッチコピーにもあったように『早過ぎたラウンジ・テクノ・ユニット』だったように思います。
比留間さんに最期に会った時も「文男くん、テストパターンをもう一度やろう」と言っていたのを、昨日のことのように思い出します

飯尾芳史(“APRES-MIDI”レコーディング・エンジニア) コメント

ついにアプレ・ミディ(APRES-MIDI)が再発!
おめでとうございます。海外の方から『TESTPATTERNの再発はないのか?』と、言う声をよく聞いていたので、本当に素晴らしいことです。
彼らの選ぶシンセサイザーの音色は抜群にセンスが良く、垢抜けていていました。お二人とも物腰が柔らかく、特に比留間さんの話し方やその声のトーンが大好きで、毎日スタジオに行くのが楽しみで仕方ありませんでした。
『Souvenir Glacé』の歌入れで、思いの外フランス語の発音指導が厳しくて、真っ青になってたこともよく覚えています。
アナログ盤しか無かったので本当に久しぶりに聴きました。しかしお洒落ですねぇ、このアルバムは。すごく新しいです

作品情報

タイトル:APRES-MIDI
リリース:2025年3月5日
仕様・価格:レコ―ド(完全生産限定盤)¥4,400/CD¥2,750
特設サイト:https://www.110107.com/testpattern

TESTPATTERNプロフィール

グラフィックデザイナー比留間雅夫氏と市村文夫氏の2人によって結成された“ブリリアント・テクノ”ユニット。

1982年10月21日に最初で最後のアルバム『APRES-MIDI』を発売 (細野晴臣プロデュース作品) 。

この作品は、現在、国内外において“テクノポップ史上の最高傑作”と評され、YENレーベル作品群の中で最も入手困難な作品と知られている。

前半(オリジナルLP:A面)歌モノ、後半(オリジナルLP:B面)はインストで構成。

当時の最新機材であった LINNドラム、EMULATORを使用し、アンビエント且つ和ラウンジ・和テクノポップ・ミュージックに仕上がっている。