レジェンド64！ビートルズが時代の寵児となった！1964年のアメリカ上陸の完全新作ドキュメンタリーをDisney+が独占配信！

製作は巨匠マーティン・スコセッシ、音楽ドキュメンタリーとしてだけでなく、時代の記録としても秀作

　ビートルズのアメリカ初上陸60周年を記念する新ドキュメンタリー『Beatles ‘64』が制作され、11月29日からDisney＋で配信がスタートした。

　1964年はロックの歴史において、需要な年。イギリスをはじめとしたヨーロッパで人気があったビートルズが、世界の大国アメリカに上陸した年だ。この時の熱狂からビートルズの人気が世界に爆発的に拡大し、時代の寵児となりロックの歴史が大きく変わったのだ。

　1964年2月7日、ザ・ビートルズのメンバーらは未曾有の熱狂と歓迎に包まれ、初めて米ニューヨーク・ケネディ空港に降り立った。空港はそんな彼らを一目見ようと駆け付けた何千人ものファンで溢れかえり、その後行われた記者会見での彼らの痺れるコメントの数々は記者や視聴者を大いに魅了した。

　また、当時絶大な影響力を持っていた音楽番組『エド・サリヴァン・ショー』での人々を魅了するパフォーマンスは、7,300万人以上が視聴、72%という当時の最高視聴率を叩き出し、イギリスのみならずアメリカ全土を熱狂させたことを証明したのであった。

　『ビートルズ ‘64』は、その衝撃を映し出すだけでなく、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターがかつてないほどの名声を手にするまでの日々をとらえ、舞台裏により深く切り込んだ完全新作のドキュメンタリーとなっている。

　さらに、音楽業界の分岐点ともいえる彼らの活躍と栄光に焦点を当てながらも、更に本作では新しく撮影されたザ・ビートルズに情熱を捧げたファン達へのインタヴューを交え、彼らが作った「時代」を解き明かしていく。

　プロデューサーを務めるのは、『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』『グッドフェローズ』など数えきれない作品を手掛けてきたマーティン・スコセッシ。ジョージ・ハリスンの妻オリヴィアから依頼を受け、2011年公開『ジョージ・ハリスン／リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』を監督し、意外にもビートルズとの関わりは深い。さらに、ポール・マッカートニーとリンゴ・スター、さらにジョージの妻オリヴィア・ハリスン、ジョンの息子ショーン・オノ・レノンらもプロデューサーとして名を連ねる本作はファン必見の1作だ。

　本作の映像は、アメリカン・ドキュメンタリーの金字塔『セールスマン』などで知られるアルバート＆デイヴィッド・メイズルズ兄弟によって撮影された貴重な映像をもとに、『ザ・ビートルズ: Get Back』（2021）の修復も手掛けたニュージーランドのパーク・ロード・ポストによって4Kで美しく復元された。また『ジョージ・ハリスン／リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』で編集を務めたデヴィッド・テデスキが、今作では監督を務めるなど、さまざまな形でビートルズに関係のあるスタッフたちが集結しているのも見どころの1つだ。

　音楽ドキュメンタリーとしてはもちろん、世界中の若者に変革をもたらした時代の記録としても、大いに価値ある作品だ。

　また、デジタル・サウンドトラックとして『ビートルズ’64（ミュージック・フロム・ディズニー・プラス・ドキュメンタリー）』が現在配信中。

　収録内容は全20曲で、ビートルズのオリジナル楽曲に加えて、ビートルズがカヴァーしたナンバーとそのオリジナルも収録されている。

ドキュメンタリー情報

タイトル：ビートルズ ‘64
Disney+で配信中

作品情報

タイトル：ビートルズ’64（ミュージック・フロム・ディズニー・プラス・ドキュメンタリー）
リリース中
詳細サイト：https://umj.lnk.to/Beatles64