ジャパンモビリティショー2023内『H2 Energy Festival』で開催されたDJイベントを独自レビュー

トップは世界で活躍するDJ KAORI。思わず体が動くダンスナンバーの数々

 2023年10月28日~11月5日にわたり東京ビッグサイトで開催されているジャパンモビリティショー2023。開催中の10月31日に水素エネルギーを利用した環境配慮型特設エンターテインメントステージ『H2 Energy Festival』にて、東京のFM局J-WAVEがプロデュースするDJイベント『J-WAVE DJ SESSION from TOKYO M.A.A.D SPIN & ザ・ナイトテン4』が行われた。

 多くの観客でにぎわう会場で17時から、DJ KAORIのパフォーマンスからスタート。J-WAVE深夜のダンスミュージック&カルチャープログラム『TOKYO M.A.A.D SPIN』でもナビゲーターを務める彼女。洋楽のダンスナンバーをミックスしたプレイは、ビートが体全体に響き、観客の多くが手を上げリズムに合わせ笑顔に。全身でDJ KAORIのプレイを楽しんでいることがわかる。初盤から盛り上がるフロアの様子をみると、さすが世界でも認められた彼女ならではのプレイだ。

 中盤には、DJブースから離れ、ステージの前に移動し、踊りながら自ら観客をあおる、観客の歓声が一段と大きくなる瞬間だった。終盤になっても会場全体の盛り上がりは止まらず、持ち時間の40分を大きく過ぎてDJ KAORIのプレイは終了した。

2番手はケンモチヒデフミ。ビートをきかしたキャッチーなナンバー

 DJ KAORIのパフォーマンスにたまらなくなったのか、次のDJを担当するケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)は、DJ KAORIのプレイ中にリズムに乗りながらステージに登場。DJ KAORIのプレイから間髪を入れず、早々にケンモチヒデフミのパフォーマンスがスタートした。

 ケンモチヒデフミのプレイは、数々の女性アーティストに楽曲を提供している彼だけあって、女性の声で歌われるポップでキャッチーなナンバーばかり。その曲に腰に響くようなビートが絡み、ただ彼女たちの曲を楽しむだけではない、DJイベントならではの体全体でノリながら曲が楽しめる。

 多くの観客は、DJ KAORIの時と同様にノリノリで楽しんでいた。楽しんでいる観客を見ると男性が多かったのが特徴的だった。

最後はNight Tempoが登場。80&90年代の歌謡曲、シティ・ポップで盛り上げた

 最後にパフォーマンスしたのは、Night Tempo(ナイトテンポ)。彼は韓国人のプロデューサー&DJで、近年の歌謡曲&シティ・ポップブームを盛り上げている一人だ。DJ KAORIとケンモチヒデフミは同じDJブースを使用していたが、ステージ上のDJは新しく入れ替わりパフォーマンスはスタートした。

 Night Tempoだけに、もちろんプレイするのは、80&90年代の歌謡曲やシティ・ポップ。西城秀樹の『YMCA』やエバンゲリオンの『残酷な天使のテーゼ』、Winkの『寂しい熱帯魚』などがNight Tempoならではのダンサブルなミックスが施されプレイされる。観客もノルだけだはなく、振り付けをしながら歌い、楽しんでいた。

 また、DJ KAORIとケンモチヒデフミはステージの横の大画面では、彼らの パフォーマンス中の様子が映し出されていたが、Night Tempoの場合は、青空や海で泳ぐイルカ、スキーなど80&90年代調の映像が流されていてより雰囲気を盛り上げていた。ステージにはNight Tempo以外にももう一人いたので彼が曲に合わせVJをやっていたのだろう。

 プレイされるのが古い曲なので、ノッているのは、当時聴いていた人が多いのかなと周りを見渡すと、そうではない。若い人も多く、筆者の前にいた20代と思われる女性3人組は、時には振り付けも行い、曲を口ずさみながら踊っていた。

 途中、松田聖子の『瞳はダイヤモンド』などスローテンポなプレイをはさみ、緩急をつけた展開を見せ、最後は、1986オメガトライブの『君は1000%』で終演となった。

 多いに盛り上がったJ-WAVEプロデュースのDJイベント。三者三様の違ったパフォーマンスが楽しめる一度に楽しめる、素敵な時間となった。

イベント概要

タイトル:J-WAVE DJ SESSION from TOKYO M.A.A.D SPIN & ザ・ナイトテン4
会場:東京ビッグサイト JAPAN MOBILITY SHOW 2023内H2 Energy Festivalステージ
日時:2023年10月31日 17:00~19:15
タイムテーブル:
17:00~DJ KAORI
17:50~ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)
18:30~Night Tempo

DJ KAORI プロフィール

フィメールDJのパイオニア。
単身でニューヨークへ渡り、クラブでプレイしているところを、現地No.1 Hip-Hop DJ・ファンクマスターフレックスの目に留まり、彼が率いるDJ集団・Big Dawg Pitbullsに唯一の女性 DJとして迎え入れられる。
日本人としては初となるDJプレイを披露しNY中にその名を知られるようになる。
マライア・キャリーやP・ディディといったアーティストや音楽界以外でもマイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、マイク・タイソン等、スーパーセレブからパーティーDJのオファーを受けるまでになる。
今までリリースしたMix CDは異例のトータル売上枚数460万枚を突破。 現在は東京に拠点を移し、クラブ、ラジオ、イベント等で精力的に活動中。

ケンモチヒデフミ (水曜日のカンパネラ) プロフィール

サウンドプロデューサー/トラックメイカー/DJ/作詞家/作曲家。
『水曜日のカンパネラ』の音楽担当。femme fatal、電音部、ano、iri、xiangyuなどのアーティスト楽曲やCM・劇伴なども幅広く手掛ける。 『Kenmochi Hidefumi』名義ではHydeout Productionsよりクラブジャズ系のアルバムをリリース。現在はシカゴフットワークを織り交ぜた独自のライブ/DJなどで活動中。

ケンモチヒデフミ オフィシャルHP

https://kenmochihidefumi.com/

Night Tempo プロフィール

韓国人プロデューサー/DJ。竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をリエディットしてネット中心にバイラル・ヒット、昨今のシティポップ・ブームへと繋がった。角松敏生とダフト・パンクをこよなく敬愛する、昭和カセット・テープのコレクターでもある。
昭和ポップスを現代にアップデートする『昭和グルーヴ』シリーズを2019年に始動。Winkを皮切りに、杏里、1986オメガトライブ、松原みき、秋元薫、菊池桃子、八神純子、細川たかし、泰葉等これまでに18タイトルを発表。
2023年9月には、小泉今日子、中山美穂、早見優、渡辺満里奈らをゲストに迎えたメジャー2ndオリジナルアルバム『Neo Standard』をリリース。80's Japanese Popsの魅力を海外へ広めようとしている彼は、地上波TVでも数多く取り上げられ、今最も注目される海外アーティストの1人である。2023年11月4日には『祝・日比谷野音100周年J-WAVE & Night Tempo presents ザ・ナイトテン4』を控えている。

Night Tempo オフィシャルHP

https://nighttempo.com/