フォーミュラEのサウンドが楽曲になった!? 日産自動車が楽曲『エレクトリック・レガシィ』をSpotifyで公開
人工知能(AI)がレースから拾った音源をメロディーと組み合わせ一つの曲に
カーメーカーの日産が、日産フォーミュラEチームとドイツの現代作曲家マティアス レーフェルトのコラボレーションによるサウンドトラック『エレクトリック・レガシィ』を音楽配信サービスのSpotifyで公開した。
持続可能なモータースポーツとして世界的に人気が高まっているフォーミュラEの魅力や、レース車両に活用されるイノベーションを「世界共通語」とも言われる音楽を通して、若い世代に広く訴求することを目指したプロジェクトの一環だ。
『エレクトリック・レガシィ』は、人工知能(AI)がレースから拾った音源を、電子シンセサイザーやインストゥルメンタルのメロディーと組み合わせることで作曲したEVモータースポーツのための曲。さらに、日産フォーミュラEチームのドライバーとピットクルーとの間で交わされた実際のラジオ音源を織り込むことで、リアリティーのある曲に仕上げている。
今回の音楽を作曲したマティアス・レーフェルトは次のように説明している。
「フォーミュラEは、最先端のテクノロジー、サステナビリティ、そして電気によってシビれる競争の融合であり、これらのすべての音楽を通じて実現したことは素晴らしい経験でした。この曲は、世界中のファンとつながり、フォーミュラEの世界開催を祝うとともに、フォーミュラE車両の先進性をアピールすることを目的としています。日産の電気自動車としてのパイオニア精神に則り、ファンがモータースポーツを見ているときに感じる興奮と感覚を呼び起こすようなトラックを作りたいと思いました」
『エレクトリック・レガシィ』はフォーミュラEのシーズン10の開催地をモチーフにしたエディションを配信。東京、ミサノ、モナコ、ベルリン、ロンドンなどの主要都市を対象に、それぞれの都市の文化的特徴、ファンの特性やスピリットを曲に反映させる。
現在は、3月に開催した東京大会のために作成された『東京エディション』、4月のイタリア・ミサノ大会をモチーフにした『ミサノ・エディション』を聴くことができ、それぞれ日本やイタリアの文化と雰囲気を反映させたアレンジを加えられている。
今回のプロジェクトについて日産フォーミュラE・ゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチーム・マネージングダイレクターのトマソ・ヴォルペは次のように語っている。
「この取り組みは、音楽とレースを融合させるという、今までにない手法で新しいファンの皆さまにフォーミュラEの魅力を感じてもらうことを目指しています。フォーミュラEはハイレベルの電気技術の集合体であるとともに、モビリティの未来を切り開くものであり、多くの可能性に満ちています。レーフェルトはそれらのイノベーションと情熱をこの曲で表現しています。ローランドとフェネストラズは、ミサノのレース前にこの曲を聞いて集中力と気持ちを高めると思います」
フォーミュラEが作り出す臨場感あふれるサウンドがちりばめられた『エレクトリック・レガシィ』。唯一無二の貴重な楽曲を楽しんでみてはいかがだろうか。
作品情報
タイトル:エレクトリック・レガシィTOKYO EDITION/ エレクトリック・レガシィMISANO EDITION
聴取サイト:https://open.spotify.com/intl-ja/track/5FEiuZpNb5pTWtgfWGSIff?si=Tm9P6Sm8RLSmPEL5KdiJug&nd=1&dlsi=425be0928d8b44ea