伝説のBOXセットが復刻!マイルス・デイビス『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ニッケル1965』が限定販売
30年近く一度も再発CD化されなかった幻の8枚組
タワーレコードが、マイルス・デイビス『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・プラグド・ニッケル1965』を10月6日に高音質SACDハイブリッド盤で復刻発売する。
1992年3月に7枚組として日本盤のみで初リリースされ、その後、1995年にアンコール・プレスとして再発、続いてそれらより時間数が長いコンプリート版8枚組としてUS盤がリリースされたマイルス・デイビスのBOX セット『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・プラグド・ニッケル1965』。以降30年近い歳月の間一度も再発CD化されずにいた伝説のBOX SETを国内盤として初コンプリート化し、8枚組仕様で復刻される。最新リマスタリング音源を使用し世界初SACDハイブリッド化にて、タワーレコードのみで1,000セット完全限定販売だ。
演奏メンバーはマイルス“黄金のクインテット”
収録内容は、シカゴのクラブ、プラグド・ニッケルにおける1965年12月22日ファースト~サード・セットと12月23日のファースト~フォース・セットの演奏で、メンバーは“黄金のクインテット”と呼ばれた面々、ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。
当時、周辺のジャズではフリー・ジャズが新しい潮流として台頭していた故に、マイルス以外のバンドの若手メンバーたちは、マイルスのソロが終わるとステージ上でフリー・ジャズ寄りの演奏を展開し始め、再びマイルスが吹き始めるとまた元通りの演奏に戻るといった、緊張感の高いライヴ・パフォーマンスが聴ける全39曲の究極のドキュメントになっている。時系列的に見ると、ウェイン・ショーターが加入して、このクインテットのメンバーになってから、初のライヴ・レコーディングとなった『マイルス・イン・ベルリン』(1964年9月録音)、初のスタジオ・レコーディングとなった『E.S.P.』(1965年1月)に続くレコーディングであり、この後の2作目のスタジオ・レコーディング作『マイルス・スマイルズ』(1966年10月)の間をつなぐ貴重な記録でもあるのだ。
作品概要
タイトル:『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ニッケル1965』
仕様:SA-CD HYBRID盤 8枚組BOX仕様
価格:19,800円
販売:タワーレコード
■復刻に関して
*海外保管の現存する最良のコンディションのオリジナル・アナログ・マスターを使用(ほぼ同等の内容であるUS盤CD制作時のマスターは所在不明により)。
*上記アナログ・マスターから192KHz/24bitにデジタル化された音源を用いてマスタリングを行いDSD化、世界初SACDハイブリッド化を実現。
*CD層も最新リマスタリング音源を使用。
*マスタリング・エンジニア:鈴木浩二氏、石橋香氏(ソニー・ミュージックスタジオ)
*最初にリリースされた国内盤より、10曲ほど1~2分長いトラック、9分以上長いトラックなど収録(国内盤として初コンプリート化)。
*新規解説は小川隆夫氏。16ページ英文ブックレット、各ディスクのブックレットの日本語翻訳あり。
*ステレオ録音
SACD(スーパーオーディオCD)とは
2.8MHz DSDを採用した高音質メディアとして1999年に登場したCDと同じ12cm光ディスク。Direct Stream Digital(DSD)方式は従来のPCM方式とは全く異なる音声信号の大小を1ビットのデジタルパルスの密度(濃淡)で表現する方式だ。SACDはCDの約7倍の4.7GBの容量を持っている。この容量を生かし、アーティストや制作者側が意図したオリジナル・マスターに極めて近い高音質で、音楽を楽しむことができる。楽しみいただけます。尚、ハイブリッドディスクの場合は、通常のCDプレーヤーで再生が可能だ。