イルミネーション映画『FLY!/フライ!』(3/15公開)の舞台挨拶レビュー 堺雅人、麻生久美子、マカロニえんぴつらが登壇

新たなチャレンジに一歩を踏みだすカモの家族の物語

 2024年3月7日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでアニメ映画『FLY!/フライ!』のジャパンプレミアムイベントが開催され、日本語吹き替え版を担当する俳優の堺雅人、麻生久美子、芸人のヒコロヒー、子役の池村碧彩、声優の羽佐間道夫、関智一、芹澤優、さらに日本版主題歌を担当したマカロニえんぴつが登壇し、舞台挨拶が行われた。

 『FLY!/フライ!』は、『ミニオンズ』『怪盗グルー』『SING/シング』『ペット』シリーズ、さらには全世界の興行収集が2000億円を突破した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手掛けたイルミネーションの作品。渡り鳥なのに、一度も暮らす池から離れたことがないカモの一家が、一大決心をして約3000キロにも及ぶ旅に出るという冒険の物語だ。

堺が作品内容はもちろん、日本の声優陣の技術の高さを絶賛

 舞台挨拶では、父親のマックを担当した堺雅人が「ようやくこの日が来ました。素敵な家族です」と主演者を見まわし、それぞれが挨拶しスタートした。

 注目してほしいシーンに関して聞かれた出演者は、 堺は『空中シーンですかね。本当に空を飛んでいるような気持ちになれます。あとは日本の声優さんの技術の高さを身にしみて感じることができました』とこの作品のクオリティの高さを満足げに語った。母親役のパムを担当した麻生は「この家族が飛び立つシーンが大好きです。その時の家族のそれぞれの気持ちがわかる表情がいいんです」と自身が好きなシーンを感情たっぷりに告白した。

 お転婆な娘グウェンを担当した子役の池村碧彩は「私とダックスお兄ちゃんとのやりとりがすごく面白いです」としっかりとおすすめのシーンをコメント。劇中のグウェンがそのまま飛び出してきたかのような可愛らしい様子に会場は温かい雰囲気に包まれた。

 この映画は新たなチャレンジをしようという人の背中をおすような内容なのだが、これまでの人生で一番の大きなチャレンジはと聞かれた堺は「役者を選んだのがチェレンジですね。生き残ってよかった!」と笑顔でコメント。くわえチェレンジを考えている人に対し「周りの声は気にせず、やりたいという体の声に耳を傾け、やりたいことをやれば後悔はしないのでは」とアドバイスした。

 歌詞に込められた思いを聞かれたマカロニえんぴつのボーカルのはっとりは「『愛“かも”知れん』ろいう歌詞が入っている」と笑いながら解説。さらに「一歩を踏み出す勇気がこの映画のテーマだと思うのですが、誰かがそばで力を貸してくれないと勇気はわかない。歌詞の中には、そういう人がいるんだよということを入れました」と明かした。

 舞台挨拶の後半には、登壇者たちにチャレンジしてもらったということで、それぞれが描いたカモの絵を披露。みんなから「とてもうまい!」と評された麻生が「絵は苦手なんですー!」と慌て笑いを誘っていた。

 最後は、登壇者と観客が「レッツ、フライ!」の掛け声のもと記念撮影が行われ、和気あいあいの雰囲気の中、舞台挨拶は終了した。

本予告編
作品情報

タイトル:FLY!/フライ!
公開日:2024年3月15日より全国公開
製作:クリス・メレダンドリ 監督:バンジャマン・レネール 脚本:マイク・ホワイト
日本語吹替版キャスト:
堺雅人(マック役)、麻生久美子(パム役)、ヒコロヒー(チャンプ役)、黒川想矢(ダックス役)、池村碧彩(グウェン役) 羽佐間道夫(ダンおじさん役)、野沢雅子(エリン役)、関智一(デルロイ役)、鈴村健一(グーグー役)
配給:東宝東和 ©2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.
公式サイト:https://fly-movie.jp/