BUCK-TICKのボーカル、故・櫻井敦司のソロ作品がサブスク解禁。アルバム『愛の惑星』、シングル3作の配信がスタート

配信だけでなく、12/30にはラジオDJに挑戦した番組が再編集で蘇る

 2023年10月にこの世を去ったBUCK-TICKのボーカル・櫻井敦司、唯一のソロ・アルバム『愛の惑星』とソロ・シングル3作『SACRIFICE』、『胎児/SMELL』、『惑星 Rebirth』の配信がスタートした。

 『愛の惑星』は、2004年6月23日に発売された。岡村靖幸や佐藤タイジ、土屋昌巳などの国内制作陣に加え、イギリスのコクトー・ツインズのロビン・ガスリーやドイツのXYMOX、2001年にSCHWEINとして活動を共にしたイギリスのレイモンド・ワッツなど海外制作陣ともコラボレート。後2015年に、櫻井敦司のソロ・プロジェクトとして結成されたTHE MORTALのメンバー、村田有希生(my way my love)、Jake Cloudchairや、BUCK-TICKではマニピュレーターとしてお馴染みのCube Juiceも参加した本作は、櫻井自身のルーツ・ミュージックと美学をファクターに孤高のロックサウンドへと昇華させた作品だ。これまで、ダウンロード配信のみ行われていたが、いよいよサブスク配信が開始となった。

 ソロ・シングル『SACRIFICE』、『胎児/SMELL』、『惑星 Rebirth』は、ソロ・アルバム発売に際してのシングルカット3作。シングルにはアルバム未収録曲やアルバム収録曲の別ヴァージョン、カヴァー曲などが全て最新リマスタリング音源で収録されている。また『SACRIFICE』、『胎児/SMELL』、『惑星 Rebirth』のミュージックビデオも配信を開始した。

MUSIC VIDEO 『SACRIFICE』
MUSIC VIDEO 『胎児』
MUSIC VIDEO 『惑星 Rebirth』

 さらにソロ・アルバム『愛の惑星』は、初のアナログ化が決定。2024年3月7日(木)に発売となることが発表されている。本作は、日本屈指のマスタリング / カッティング・エンジニア小鐡徹氏による最新リマスター&ヴァイナル・カッティングとなり、2枚組・180g重量盤、クリア・ヴァイナル仕様でオリジナルポスター封入される完全生産限定盤となる。

 そして、櫻井敦司が2022年10月から12月末までの3か月間、デビュー35周年を記念して人生初のラジオDJに挑戦、13回にわたってFM COCOLOで放送された番組『BUCK-TICK 櫻井敦司とくるみちゃんの部屋』が、1年ぶりに一夜の復活を遂げることが決定。放送は、12月30日(土)夜9時から。ちわきまゆみが担当する土曜夜の番組『THE MAJESTIC SATURDAY NIGHT』でのオンエア。これまでに収録、放送された番組を再編集、新たな番組として放送される。櫻井敦司の音楽世界、愛する猫たち(くるみ/まる/しゅが)と過ごす時間となる。

番組情報

タイトル:THE MAJESTIC SATURDAY NIGHT BUCK-TICK 櫻井敦司とくるみちゃんの部屋
放送日時:2023年12月30日(土) 21:00-23:00
放送局:FM COCOLO
出演:櫻井敦司 / ちわきまゆみ
特設サイト:https://cocolo.jp/site/pickup_detail/2480/
*radikoでは放送後1週間以内は、タイムフリー機能を使って聴く事が可能です。聴取の際はこちらでhttps://radiko.jp/
*ラジオ番組は、各ラジオ局の放送エリアでないと聴くことができません。放送エリア外で聴きたい場合は、インターネットラジオradiko(ラジコ)の有料サービス『radikoプレミアム』を利用すれば、全国どこでも聴きたいラジオ局の番組を聴取できます(月会費385円。初めてのご利用ならば初月は無料)。詳しく知りたい方は以下のアドレスをクリックしてください。 https://radiko.jp/premium 

作品情報

<アルバム>
タイトル:愛の惑星

収録:
1. SACRIFICE (Last Confused Mix)
2. YELLOW PIG
3. X-LOVER
4. I HATE YOU ALL
5. WONDERFUL WORLD (Injection to UK mix)
6. SMELL
7. Märchen
8. Fantasy
9. 胎児
10. ハレルヤ!
11. 新月
12.予感 (2004 re-construct)
13. 惑星
14. 猫
配信まとめURL: https://atsushisakurai.lnk.to/ainowakusei

<シングル>
タイトル:SACRIFICE

収録:
1. SACRIFICE
2. LOVE (抱きしめたい)
3. WONDERFUL WORLD (Injection to NY mix)
配信まとめURL
https://atsushisakurai.lnk.to/sacrifice

タイトル:胎児/SMELL
収録:
1. SMELL
2. 胎児 (embryo's theatre version)
3. Fantasy (cubic orange mix)
4. 雨音はショパンの調べ -I LIKE CHOPIN-
配信まとめURL
https://atsushisakurai.lnk.to/taiji_smell

タイトル:惑星 Rebirth
収録:
1. 惑星 Rebirth
2. 転生
3. 愛の賛歌
4. 惑星 Live at NHK HALL 21st July, 2004
5. 惑星 Rebirth (Last Supper mix)
配信まとめURL
https://atsushisakurai.lnk.to/wakuseirebirth

<アナログ>
タイトル:愛の惑星

発売日:2024年3月7日(木)
仕様・価格:完全生産限定アナログ盤(2LP)¥6,600
・2枚組・180g重量盤
・クリア・ヴァイナル仕様
・オリジナルポスター封入
・アナログレコードの収録内容をスマホで簡単再生できるプレイパス®対応 [有効期限 : 2025年3月31日まで]
予約サイト:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VIJL-60327.html
<収録曲>
Side A
1. SACRIFICE (Last Confused Mix)
2. YELLOW PIG
3. X-LOVER
4. I HATE YOU ALL
Side B
5. WONDERFUL WORLD (Injection to UK mix)
6. SMELL
7. Märchen
8. Fantasy
Side C
9. 胎児
10. ハレルヤ!
11. 新月
Side D
12. 予感 (2004 re-construct)
13. 惑星
14. 猫

BUCK-TICKプロフィール

1987年にメジャーデビューを果たし、以降メンバーチェンジすることなく、日本のロックシーンの第一線で活躍し続けるBUCK-TICK。不動であり孤高であるその姿は、後続するアーティスト達にも多大な影響を及ぼしてきた。1989年にリリースされた3rdアルバム『TABOO』でチャート第1位を獲得。デビュー後わずか2年の間に日本武道館、東京ドームと席巻。その後も独特なポップセンスとダークな世界観を深く掘り下げていく一方で、常にその時代の先鋭的な要素を積極的に取り入れ、まさにBUCK-TICKでしか成し得ない独自の音楽性を提示しながらも、今なお進化し続けている。

2013年にはデビュー25周年を記念した初のドキュメント映画『劇場版BUCK-TICK~バクチク現象~』が全国上映され話題となる。

2016年にビクターに20年振りに復帰。2017年にデビュー30周年を迎え、MTVの年間の優れたミュージックビデオを発表する音楽アワード『MTV VMAJ 2017』で、現在の日本のミュージックシーンにおいて多大な影響を与えた邦楽アーティストに贈られる特別賞『Inspiration Award Japan』を受賞。9月にはデビュー30周年を記念した野外ライヴを東京・お台場野外特設会場J地区にて開催し、2日間で20,000人を集めた。

2019年5月22日に発売した最新シングル『獣たちの夜 / RONDO』はオリコン週間シングルランキング4位を獲得。5月25日・26日に千葉・幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホールで、『ロクス・ソルスの獣たち』公演を開催し、2日間で約2万4000人を動員した。12月にはツアー『THE DAY IN QUESTION 2019』を開催。12月3日の群馬県高崎芸術劇場 大劇場からスタートした全5公演のツアーは、12月29日にバンド史上初となる国立代々木競技場第一体育館での公演でファイナルを迎え、1万2000人の観客を熱狂させた。

2020年1月29日に38枚目となるシングル『堕天使』発売。さらに同日、多彩なミュージシャンが揃い踏みした3作目となるトリビュートアルバム『PARADE III ~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~』を発売した。

2022年9月より、デビュー35周年に突入。9月23日・24日に横浜アリーナで行われた『BUCK-TICK 2022 “THE PARADE”~35th anniversary~』は連日約1万2000人のファンが会場に詰めかけた。9月21日デビュー記念日に発売された5枚組のコンセプトベストアルバム 『CATALOGUE THE BEST 35th anniv. 』を引っ提げ全国ツアーを開催。10月19日、ボーカルの櫻井敦司が死去。

BUCK-TICKオフィシャルHP

https://buck-tick.com/