話題の映画『ゴールド・ボーイ』(3/8公開予定)のプレミアム上映会をレポート!! 主演・岡田将生が羽村仁成ら若手俳優陣の演技を絶賛
原作は世界で総再生回数20億回越えのクライムサスペンス物語
2024年2月20日、東京・上野にある『飛行船シアター』にて、映画『ゴールド・ボーイ』のプレミアム上映会が行われた。
この映画は、中国の作家ズー・ジンチェンの小説『坏小孩(悪童たち)』を映画化した作品。原作は義父母を転落死に見せかけて殺害した男性と彼を強請る3人の少年少女の攻防を描いたもので、中国の動画サイト『iQIYI』でドラマ化され、総再生回数20億回を越える大ヒットなっている。
今回上映される『ゴールド・ボーイ』は、この作品を日本人キャスト、舞台を沖縄に変更し制作された。ストーリーは、崖の上から義理の両親を突き落として殺害する東昇(岡田将生)の犯行を、たまたま録画してしまった安室朝陽(羽村仁成)、上間夏月(星乃あんな)、上間浩(前出燿志)の少年少女3人が、ある事情で金を必要としていたため、殺人犯である東を強請(ゆす)ることを決意する。そして大人と少年少女の攻防戦が繰り広げられる。
制作の発表が行われてからは、世界で話題となったクライムサスペンス作品が日本でどのような作品なるか大きな注目を集めていた。
当日は、本作の題字を手がけた書家・金澤翔子による揮毫(きごう)パフォーマンスで幕開けた。
続いて、今回の主題歌を担当した倖田來未が登場。この映画のために制作されたバラード『Silence』を一つ一つの歌詞を丁寧に生歌唱。会場を一気に映画の世界に引き込んだ。
そして、監督の金子修介、出演者の岡田将生、羽村仁成(Go!Go!kids)、星乃あんな、前出燿志、黒木華、北村一輝、松井玲奈、主題歌を歌う倖田來未が登壇し、舞台あいさつが始まった。
撮影現場での俳優たちの距離感の取り方が作品の緊張感をアップさせた
撮影現場でのことを聞かれた岡田将生は、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志3人とは作品内で対峙する関係あるため「無駄なコミュニケーションはとらないようしていました。すごく嫌な年上の感じに見られたんだろうな」と苦笑い。その言葉に対し、羽村は「岡田さんが僕たち3人と距離をとってくださったので役に没頭できました」、星乃は「最初は役柄も含めて(岡田のことが)ちょっと怖かった(笑)」と答えた。
その言葉通り、作品内ではその距離感が大きな影響を与えたのか岡田将生と3人の対峙すら場面は観るほうがぞくぞくする緊張感じることができ、映画をより深いものにしてくれている。
この映画をより心に染み入る作品にしてくれた主題歌『Silence』に対して、手掛けた倖田來未は、「映画を観させていただいて、どの目線で歌詞を書こうか久しぶりに悩んだ」と葛藤したことを告白。「私自身、子供を持つ身なので、母親目線でかけたらいいなと。めちゃくちゃ怖いんですけど、救いの手を差し伸べたくて書いたたら、救いすぎてしまって。監督から『救いすぎ』とNGがでてしまい。監督と何度もやり取りをして書き上げた」と歌詞制作のいきさつを説明した。
それに対し、金子監督は「こうしてほしいという気持ちが伝わりました」と映画における『Silence』の役割に十分満足しているようだった。
最後に岡田将生は「何より羽村くん、星乃さん、前出くんの3人の才能が爆発している。ぜひたくさんの方に観ていただきたい」と述べた。 『ゴールデン・ボーイ』2024年3月8日より全国ロードショーで公開。世界で大絶賛された物語が、日本でどのような話題を振りまくことになるか期待して待ちたい。(編集部:永島辰彦)
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作品情報
タイトル:ゴールド・ボーイ
公開:2024年3月8日から全国ロードショー
出演:岡田将生、羽村仁成(Go!Go!kids)、星乃あんな、前出燿志、黒木華、北村一輝、松井玲奈、江口洋介
監督:金子修介
脚本:港岳彦
配給:東京テアトル/チームジョイ
公式サイト:https://gold-boy.com/
公式X:https://twitter.com/goldboy_movie